「山梨ふるさと記憶遺産プロジェクト」～甦れ！先人たちの記憶～

山梨県が将来にわたって発展していくための出発点として、県民自身が「現在を生きる我々は、地域を生きてきた先人達が営々と築き上げ積み上げてきた文化や歴史の延長線上に立っている存在である」ということを再認識することが必要です。そのためには、県内の各地域特有の歴史や文化、人々の体験など、地域を形成してきた先人達の記憶や物語を、記録・収集し活用していかなければなりません。

MSLは山梨県から委託を受け、
1：山梨県民が「口伝で伝わる山梨県内各地の固有の歴史や有形無形の文化、人々の体験」を後世に引き継ぐ基盤を構築、発信する
2：地域における知の拠点としての図書館の価値を高める
3：観光や教育など多方面への拡張性をもった計画とし、地域の活性化に貢献する
ことを目的に活動を開始しました。

取材にあたっては、産経新聞とチームを組み、2022年度は「甲州市勝沼町」のぶどうとワイン、「市川三郷町」の祭りをテーマに地域の方々に取材を行い、2023年3月下旬の完成を目指して“ふるさとの記憶遺産”の作成を行っています。